■ 中井先生が担当されている授業の紹介
静岡産業大学スポーツ科学部で教員をしています。専門はスポーツ医学、理学療法学、健康科学で、特に動作に関する研究に注力しています。スポーツ選手を対象にファンクショナルムーブメントスクリーンを使った怪我のリスク評価を行ったり、高齢者を対象にロコモティブシンドロームの実態調査を通じて健康増進、介護予防についても取り組んでいます。
■ SPLYZA Motion 導入前の課題
導入前は、動作測定の授業時にマーカーの装着が必要で手間がかかり、少人数でしか授業を展開できないという課題がありました。
■ SPLYZA Motion 導入の決め手
SPLYZA Motionを活用することで、簡便に多くの学生が動作の測定や分析を実施できる点に大きなメリットを感じ、導入を決めました。
■ SPLYZA Motion 実際の活用方法
授業内で歩行などの測定・分析を行う際にSPLYZA
Motionを活用しています。テキストには股関節や膝関節がどのくらい曲がるかが記載されていますが、実際にそれが本当に起きているかを確認するために画像を撮影し、角度などを確認しています。iPadを20台ほど用意しているので、各班に分かれて実習ができるようにしていて、理論と実際を照らし合わせる活動を行っています。
卒業研究でも活用していて、本年は、ジャンプ動作の測定を進めています。
■ SPLYZA Motion 導入後の効果
マーカーを使用するタイプの動作測定の授業では、50名規模のクラスの場合、デモを行う程度で、全員に経験してもらうことができず、動作測定は少人数のゼミや卒業研究での実施に限られていました。SPLYZA
Motionを導入してからは、多くの学生が授業で動作測定を体験できるようになりました。特に、歩行動作での関節の角度、速度の測定が授業で扱いやすくなり、学生が理論と実際の動作を比較できるようになったことで、理解が深まっています。
学生が自分や友達の動作を測定し、角度や速度といったデータをリアルタイムで確認できて、教材としても生きたデータが使えるので、学生の興味を引き出す効果も大きいです。