SPLYZA Motion導入実績:
クリス・ブリンクワース氏


シニアスポーツドクター | クリス・ブリンクワース氏

■ クリス氏の担当する分野

私の役割として、いくつかの大学のコーチと協力し、SPLYZA Motionをはじめとする様々なテクノロジーを活用した「スポーツにおけるバイオメカニクス分析」を普及・促進させるというものがあります。

この活動を通して、私と一緒に仕事をしているアスリートやコーチの方々が、よりバイオメカニクス分析を理解しスポーツの現場に導入することを目的としています。その中で私は、円盤投げとハンマー投げのモーションをより詳しく分析するために、SPLYZA Motionを活用しました。

■ SPLYZA Motion 導入の決め手

SPLYZA Motionには多くの機能がありますが、中でも「3Dモーションキャプチャ」の機能は、アスリートやコーチに分析結果を伝える上で非常に画期的なものです。若いアスリートたちに私が学んだことを伝えることができるというだけでなく、3Dモーションキャプチャの機能を駆使して、アマチュアである彼らを一流アスリートと比較しながら分析することも可能になります。

また「2画面比較」の機能も使い勝手が良いです。活用方法として、同じ方向(ベクトル)の力の大きさが必要であることはわかっているので、加速度と速度、およびそれらに影響しうる相関関数(脛の角度など)をわかりやすく解析できます。加速度(頂点のピーク)が器具の手の速度(リリース時の頂点)の前に停止した場合、"何がそのベクトルの変化を引き起こしたか"もわかります。

■ SPLYZA Motion 活用方法

実際の活用事例としては、コロラド州立大学のマイア・レスナー選手(投擲競技)のコーチとの共同ビデオ分析中にSPLYZA Motionを使用しました。マイア選手は現NCAA・女子室内砲丸投げチャンピオンで、彼女の自己ベストは 19.10mだったのですが、このSPLYZA Motionを利用したフィードバックを受けた彼女のコーチは翌日のトレーニング中にいくつかの調整を行い、マイア選手はキャリアハイとなる19.30mを投げています。

■マイア・レスナー選手の公式記録ページ
https://csurams.com/sports/track-and-field/roster/mya-lesnar/13924

これはほんの一例です。私としては、伸び悩んでいる他のアスリートにもこのアプリケーションを活用して、アスリートとしてより良く成長できるよう促しています。

■ SPLYZA Motion 導入における付加価値

SPLYZA Motionを導入することで、アスリートにとって「何が機能していて、何が機能していないか」を簡単に区別することができるようになります。これにより、従来その解析にかかっていた多くの時間を節約することができます。

また、このアプリケーションによって「何を探すべきか」「物事を別の視点から見る方法」なども学べるため、コーチにとっても良い学びとなるでしょう。